勝手にインタビュー
【梶山兄弟】Vocal : 梶山哲平
勝手にインタビュー①
歌詞なら間違えたっていいんだ。大事なのは、気持ちを間違えないってことさ。
勝手にインタビュー②
観客にちゃんと伝わったかどうかなんて、わからない。わかるはずもない。わかることといえば、自分がちゃんと伝えたかってことだけ。
勝手にインタビュー③
ステージのセットや照明をやたら派手にして、アーティスト本人がどこにいるのかよく分からないようなライブに興味は無いね。
勝手にインタビュー④
一生懸命に創ったものが、人を傷付けるわけはないと思うなあ。
勝手にインタビュー⑤
その日に出たものが、その日のテイクとなる。
勝手にインタビュー⑥
ファンを増やすっていうのも、大事かもしれないけど、一度つかんだファンを逃さないことも大事だ。
勝手にインタビュー⑦
僕たちの音楽はいつだって、初めて聴く人にも向けられているんだ。
勝手にインタビュー⑧
売れるものを創れたから最高なんじゃない。最高なものを創ったから売れたりするんだ。
勝手にインタビュー⑨
創作においては、パターン化はしない。目の前の一曲がスタートであり、ゴールなんだ。
勝手にインタビュー⑩
音楽を伝えることは、僕らからの愛なんです。
勝手にインタビュー⑪
表現とは深みだ。それは人生から拾ってくる。他にはない。
勝手にインタビュー⑫
まるでライブを観ているようなレコーディングテイクにしたいもんだよね。
勝手にインタビュー⑬
ファンの人たちっていうのは、僕らに対して少し偉そうなくらいでちょうど良いんですよ。そうでないと、鋭い指摘をしてくれないだろうからね。
勝手にインタビュー⑭
アーティストというのは、良い意味で孤立していなくちゃいけない。
勝手にインタビュー⑮
賞なら喜んでいただくことにするよ。
勝手にインタビュー⑯
応援してくれているその気持ちが、僕らの支えとなる。
勝手にインタビュー⑰
どのような批判も、僕たち自身を消し去ることはできません。
勝手にインタビュー⑱
規模は関係ない。一万人だろうと十人だろうと、自分の前に一人一人がいるだけさ。
勝手にインタビュー⑲
緊張感は必要だね。僕はひとりで練習してる時も、常に緊張している。
勝手にインタビュー⑳
何かを発信する人は、それに対する反応を受け取る権利があるんだ。そして責任もね。
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僕たちの音楽と、心の平和
僕たちの創っている音楽は、派手にみんなで盛り上がるような音楽ではなく、日常の中で自然的に流れるような音楽、聴く人と一対一で向き合えるような近い距離感の音楽、そっと寄り添い、穏やかな気持ちになるような、やさしさのある音楽です。
僕たちがピアノ弾き語りなのは、アレンジで曲を誤魔化さないためです。以前、世間や自分の曲から重ねた音（楽器）を抜いて裸にしたとき、メロディーの弱さに違和感を覚えました。そこで僕は、メロディー１本で弾いても、アカペラで歌っても、「良い曲」は心に強く訴えかけるものではないかと思ったのです。だから僕たちは、ピアノ伴奏だけで歌っても良いと思う曲を創ろうと決心し、ピアノ弾き語りというスタイルに辿り着きました。
僕たち梶山兄弟のピアノと歌の響きやその音楽性は、クラシック音楽のような自然的かつ深みのあるものや、ビートルズが成し遂げた大衆音楽、いわゆるポップスやロックのような一般市民に向けた身近な音楽の影響を強く受けました。
そして、僕はその身近な音楽の最も優れた曲はジョン・レノンの「イマジン」だと思っています。イマジンはピアノがメインのアレンジで、そのMV（ミュージックビデオ）では、ジョンがカメラ(人々)に真剣に語りかけるような視線を向け、深みのあるやさしい歌声で歌っているのが印象的です。またこのMVの中で、ジョンの妻であるオノ・ヨーコが部屋の白い扉を開けた際、光が差し込んでくる映像はどこか懐かしさを感じ、安らぎを覚えます。平和的な世界を象徴しているようにも感じました。
僕たち梶山兄弟の音楽は、このイマジンの続きの世界を想像し、ジョンの感性や平和についての想いを受け継ぎ、現代では何が出来るのかということを大事なイメージにしています。
イマジンの歌詞の中にある「想像してごらん」という部分。僕は実際に想像しました。人の生き方、心の持ち方、思考、思想、哲学など、人間が個人としてどう生きれば楽に、自由でいられるか、また、辛さや孤独を受け止められる、心に寄り添える音楽が創れないかと想像しました。
平和について考えたとき、まずは戦争がなぜ起こるかということを考えました。
戦争は、人と人が争う気持ちや、誰かをまたは自分自身を攻撃する気持ち、その延長線上にあると考えました。
「戦争のない世界」とはつまり、誰が戦争をするとかしないではなく、少なくとも自分自身は戦争をしない、そう思えるかどうか、争わずに理解を深めようと努力する、こうした一人一人のあり方が広がれば、ジョンの言う戦争のない世界、「世界平和」に繋がっていくのではないかと想像しました。
キリストやブッダの言葉を見ても、伝えているメッセージの行きつく先は、愛と平和についてだと感じています。
僕個人が出来ることは、音楽を創ることです。これからの時代は、穏やかな、安らぎのある音楽が必要ではないかと、現代に生きる一人として強く感じています。今一度アナログ的でシンプルな、やさしさのある音楽というものに焦点を当て、創っています。
ネガティブな気持ちも決して切り捨てず、受け止め、理解しようと向き合い、弱さや孤独に寄り添いながら、生きる希望やポジティブな気持ちを見出だしていけたらと思っています。
誰でも「本音」は胸の内にあります。本音とは、普段はなかなか言えない想い、または気付けなかったり目をそらしてしまっている想いなどです。人類みな共通という普遍性を可能な限り探り、イメージし、歌詞に乗せ、歌を通じて本音を届けたいと思っています。
音楽を通じ人々の心の味方でありたい、一人でも多くの人と仲良くなりたい、それが一番の願い、希望です。
人は孤独だからこそ、やさしさのある繋がりが必要だと感じています。
長文になりましたが、僕や梶山兄弟は、このような気持ちで日々音楽に向き合い、創作しています。
そして、音楽の素晴らしさを伝えていきたいです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
梶山兄弟 - THE END (Music Video)はこちらです⬇️
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